セントラルヒーティングの維持管理

| ここではお探しの情報を5分程度で得られるよう、ポイントを絞って解説しております。 内容がお役に立ち、さらには弊社へのご依頼に繋がれば幸いです。 |
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| 目 次 |
| 1| サーモバルブとパネルの仕組 2| 不凍液交換 2-1|交換費用 3|エアー抜き作業 4| 密閉と半密閉の仕組みと働き 5| 圧力が低下する原因と対策 5-1| 膨張タンクの故障 6| 温水暖房放熱器 6-1| パネルヒーター 6-2| 床暖房パネル 7| 集中換気温水暖房メンテナンス 8| エネルギー別温水暖房ボイラー 8-1|エコジョーズ交換の見積り |
サーモバルブの室温調節は節約の基本
サーモバルブの動作イメージ
(例:目盛り「6」= 設定温度22℃の場合)
- 設定: 目盛りを「6」に合わせる。
- 暖房開始: 室温が22℃を下回ると、バルブがピンを押し下げて弁を開きます。
- 加温: 温水が流れ、パネルが熱くなって部屋が暖まります。
- 自動停止: 室温が22℃に達すると、バルブが自動で温水を止めます。
- キープ: その後も室温に合わせて 2〜4を繰り返し、22℃を保ちます。
- 外出時:外出する時はボイラー温度はそのままでサーモは3~4が経済的です。
※注意点: このバルブは設定温度に合わせて「全開か全閉か」を自動で切り替えるものです。蛇口のように「お湯の量を細かく調整する」ことはできません。
室温をコントロール(寒い・暑い)できない時の原因
1.サーモバルブに窓のカーテンが被っていたり、物が近づき過ぎて通気を妨げている。
2.ヘッド先端のスリット(すき間)にハウスダスト(ホコリ等)が溜まっている。
3.ボイラーから送られてくる温水温度が低い!一律には言えませんがボイラーから出る温水(暖房水)温度は最低でも50℃以上が必要で、低いと上昇力が生まれず結果的に対流しない。
4.サーモバルブは10年を超えると経年劣化で感知精度が下がるので交換しましょう。

サーモバルブ
LH-3065
¥6,050円税込

手動調節バルブ
MH-2565
¥1,650円税込
サーモバルブは当店で販売中です。ご自分で取替える際に工具は必要なく、手締めで充分です。
放熱機・温水パネル
【温水パネルヒーター】
主に密閉回路方式で使われており、鋼(鉄)製であるため輻射熱の効率が高いパネルです。
プレス鋼板の間に形成された細い水路の中を温水が通る構造のため、混入したエアーが抜け辛い難点があります。このため不凍液交換の際は必ず全館パネルのエアー抜き作業が必要です。

【温水パネルコンベクター】
一見してパネルヒーターとの違いは判りませんが、バルブの位置は床の近くになります。上から覗くと温水が通るパイプが配置されケーシングと干渉していません。パイプは銅又はステンレスなので錆の心配がなく、密閉と半密閉の両方で使用できます。パイプ口径が太くエアーは抜けやすい。
放熱は主に上昇気流による還流で、PHのような輻射熱はあまりない。部屋の中に対流の障害になるものが多いと暖まりが悪くなります。

【お取替え費用】
お取替え又は増設、新規は現地調査が必要です。お問い合わせください。
不凍液の交換
〇石油暖房ボイラー 〇電気温水暖房 〇エコジョーズ 〇暖給ボイラー他
1.交換のタイミングと理由
- 対象設備: 当社施工以外のシステムもお請け致します。ただし現地調査が必要です。
- 推奨時期: 4〜5シーズン(年)ごと(状況により暖房シーズン中でもお受けできます)
- 理由: 液の劣化だけでなく、剥離した金属屑や錆、ゴム片等によって引き起こされるトラブルを防ぎ、循環ポンプ等の機器を含むシステム全体を安定させることが目的です。
- 品質: JIS-K2234性能評価試験に準拠した毒性のない高品質不凍液(PG)を使用してシステム内をしっかり守ります。
2. 費用の目安
- 標準料金:約40,000円(税別/パネルヒーター目安約8台)
- ボイラーやパネルの容量により変動するため、作業後に若干の差額が生じる場合があります。
3. 注意事項(必ずご確認ください)
- 全室への入室: エアー抜き作業で全ての部屋に立入るため、お立会いをお願いしております。
- 追加費用: サービスバルブや圧力計が付いていない場合は別途取付費用がかかります。
- 膨張タンク: 圧力計が異常値を指す時はまず膨張タンクを疑います。明らかにタンクの故障や劣化が見られる場合は修理か交換が必要となります。※タンクの良否は作業終盤の加圧時にしか判定できないため、あらかじめご了承ください。
- エアー抜きが困難:配管が細かったり、高低差のある波状配管等により非常にエアーが抜けずらい現場が稀にあります。
この場合後日再びお伺いして作業する分までは料金内とさせていただきます。
【受付について】 ご依頼いただいた時点で、上記内容をご了承いただいたものとさせていただきます。
エアー抜き※密閉方式
暖房システムのエアー溜まりと圧力は相関関係にあります。
エアーが抜けると必ずシステム内の圧力が下がります。
このため作業は不測の事態に備え、専用の加圧ポンプの準備や専門知識が不可欠です。
圧力が低下すると液不足のエラーやボイラーが停止することがあるので、素人の方が作業を行うことは避けてください。

【パネルヒーターのエアー抜き】
1.不凍液又はボイラーの交換後にこの部分からエアーを抜きます。
2.タンスなどが近接されていると作業ができませんのであらかじめ移動をお願いします。
3.10年以上不凍液交換を行っていない場合は不純物や錆が詰まって完全にエアーが抜けない事が多くあり、別途に清掃作業費が掛かる場合があります。

【ボイラー側のエアー抜き】
1.キャップを反時計回りに開くと溜まっているエアーが抜けて行きますが、同時に「圧力計」の針が下がります。
2.この部分にエアーが溜まると「液不足」のエラーが出ることがあります。
※専門店の指示を受けながら行ってください。
密閉・半密閉方式
【密閉式の仕組みと構成部品】

密閉式はシステム内に不凍液が加圧注入され密閉昇圧状態を保つように設計されています。
「圧力計」「エアー抜き弁」「安全弁」「膨張タンク」が揃って「保守部材」の主な構成となります。
このように圧力計(プレッシャーゲージ)が付いていると「密閉式」になります。
【半密閉は自分で補充できる機種もある】

密閉式に当てはまらない又は図のように、自分で暖房液を補充できるタイプは半密閉式に分類されます。尚、燃焼中又は運転中にキャップを開けると熱湯の暖房水が噴出する恐れがあり危険です。必ずコンセントを抜いて冷えた状態で行ってください。
セントラルHで圧力が低下する原因
1.膨張タンクの故障
タンク内部のゴム膜の劣化や充填されている窒素ガスなどが抜けると、熱膨張を抑えられずに不凍液を吸収してしまい圧力が低下する。
修理は可能ですが、この時点で10年が過ぎているなら交換をする方が無難です。
タンクの一例
2.不凍液の性能が原因
不凍液のメーカーによっては注入後に炭酸のような微細な気泡が大量に発生するものがあり、これが回路内に拡散してしまうと取り除けない。その後この小さな気泡が集まり「エアー溜まり」となり、どこかのタイミングでエアーが抜けて圧力が下がる。
3.液漏れ
パネルヒーターの配管が立ち上がっているバルブ付け根からの液漏れが多い。ただし、漏れた液が床下に落下する事が多いので気が付きにくい。 尚、漏れた後は結晶になることが多いので発見しやすい。
省エネで暖かい床暖房

【特性】
当社で扱う床暖房パネルはゴムとチップ材で出来ており、蓄熱保温性に優れ、更に衝撃に強い製品です。床に蓄えられた熱は輻射熱となり足元から穏やかに暖めてくれます。
【制御方法】
温度制御はコントローラーで行い「室温」又は「温水温度」それぞれ好みのコントローラーを選択できます。
【効果と効率】
データでは北海道で冬期間、床暖房の平均温度は38℃前後で体温より若干高い程度でも体感では充分に暖かいという結果が出ています。
つまり少ない熱量で暖房効果が得られるので補助暖房としては経済性が非常に高いと言えます。
更に健康面では、冬の起床時に床が暖かいと血圧の急激な上昇を抑制できることがわかっています。
高血圧の持病や、ご高齢者がいるご家庭での設置を強くお勧めいたします。
集中換気暖房システム

暖房の効きが悪いのはハウスダストが原因です。
このシステムは、天井裏に「換気ユニット」と「暖房ユニット」が隣合って埋め込まれダクトで繋がっている。この両方のユニットの働きにより各部屋に温風を送って同時に換気も行います。
維持管理は、こまめなフィルター清掃(1次側)が必須です。
これを怠ると「ハウスダスト」が深部で目詰まりし、送風の効率が低下して家が寒くなったり結露が発生したりします。

プロの清掃とメンテナンス
1次側のフィルターを通過してしまったハウスダストの多くは、奥の熱交換フィンに付着して集積され閉塞してしまいます。この熱交換器を清掃するには本体の分解が必要になります。
プロの技術者が分解で外した各パーツごとにメンテナンスを兼ねた洗浄と清掃を行ないます。
料金など詳しくはお問い合わせ下さい。
エネルギー別暖房熱源ボイラー
【2回路式温水暖房・給湯ボイラー】

1台で暖房と給湯をカバーする石油ボイラーです。
日立の「暖給一体型」からの取替で取付されるお宅が増えています。
暖房側は15,000Kcalあり、約80℃の高温水が出力可能で、セントラルヒーティングの熱源としては高カロリーの機種に分類されます。
※上位機種には給湯側に追焚、オート機能が付いた機種もある。
【石油温水暖房ボイラー】

主なメーカーは長府製作所、ノーリツ、コロナがあります。
石油暖房ボイラーの一般普及タイプです。本体に標準のリモコンが付いた機種、又は24hタイマー付きリモコン等がオプションで選べます。
気密と断熱性の良い家で、4LDK程度では7~9千K/calの能力があれば充分です。
使用から約10年で点検を促す[888]が表示されます。
【石油温水暖房エコフィール】

主なメーカーは長府製作所、ノーリツ、コロナがあります。
エコフィール暖房ボイラーは廃熱を含むエネルギーの92%を熱に変えます。これは従来型の「排気温度」が200℃に対してエコが60℃であることからもわかります。
これは無駄に排出されていた熱を回収し再利用する構造であり、機種の中には年間の灯油消費量が約230ℓ程度節約できるものもあります。
【デメリット】
機器が高額であるのと、中和器など部品の維持管理が将来的な負担の要因である。
【省エネを発揮できる環境】
この機器は灯油を比較的多く使うお宅には有益ですが、世帯数が少ないご家庭では目立った節約は期待できないかも知れません。2人程度のお宅では一般型タイプで十分です。
【エコジョーズ交換見積のご注意】
このサイトを見て依頼される方は必ずお読みください。
1. 見積りは現地調査が必須(有料)
エコジョーズを設置してから長年故障なく経過すると、点検整備して使うと言う意識が薄くなりがちで、本体が壊れるまで何もしないと言うお宅が大半です。このため設備の状況を把握(床下の配管状況、液漏れ、膨張タンク劣化等)する必要があり、「実質作業」扱いになり見積りは有料となります。サービスエリア内も有料です。(現地調査せずに概算のお見積りは出せません)料金は事前にお問い合わせください。
2. ガス種が変更されている場合
プロパンから都市ガスへの変更がある場合、改造された配管状況により弊社ではガス栓からの接続が難しいケースが稀にあります。この場合はガス管の接続のみ、お客様から直接ガス会社へ依頼していただく必要があります。
【エコジョーズ】
(都市ガス、LPガス)

【修理・メンテナンス】
現在エラー修理(CO濃度、中和器エラー等)はお受けしておりません。
本体交換及び不凍液交換はお受けしております。
【特徴・メリット】
潜熱回収と中和器処理の原理は石油のエコフィールと同じですが、燃焼効率(熱変換)の比較ではガスが石油よりも高くなります。
給湯と暖房が1台に備わってもコンパクトでスペースをとらない。
【災害時の備え】
大きな地震などで被害があると、都市ガスの場合最悪数日から数週間ガス供給が止まることがあります。冬期間の災害に対してエアコンやカセットガスストーブ等の備えがあると安心です。
【ヒートポンプ温水暖房】

主なメーカーは長府製作所、コロナ、ダイキン等があります。
定格温水出力は4~6kwで、6Kwで-5℃でも約30畳の床暖房能力があります。※コロナ製品
【メリット】
屋外のケーシング内に機能がパッケージされるので、家の中に機器を置く必要がないものもある。他の熱源からの取替でも既存の設備を利用できるが、床暖房以外パネルヒーターはあまり推奨されない。
【デメリット】
苫小牧市の最低気温(-15℃前後)ではヒートポンプの能力が低下して電気代が跳ね上がる。このためエアコン等の補助暖房を検討する必要があります。
【寒冷地エアコン】

国内家電メーカーの大部分で製造、販売されています。
100V又は200Vの機種があり、各部屋の能力に合わせて選定が可能である。
【メリット】
1.各室の個別暖房に適している。2.効率は年々技術改良されて暖かく経済性も高い。
【デメリット】
1.初期費用が高額。2.乾燥しやすい。3.凍結、積雪対策が必要。
【ヒートポンプ外機の設置場所】
なぜ南側のほうが良いの?
ヒートポンプ(寒冷地エアコンやエコキュートの外機)は、外気から熱を取り出す際、外気温が高いほど「楽に」熱を集めることができて節電効果があります。
霜取り運転の減少: ヒートポンプ最大の弱点は、外機が凍る「着雪・着氷」です。南側で日当たりが良いと、日光の熱で霜が溶けやすくなり、エネルギーを大量消費する「霜取り運転」の回数を減らせます。
吸込温度の向上: 南側に設置すると、直射日光で温められた壁面付近の空気や、外壁パネル自体の輻射熱により、北側よりも数度高い空気を吸い込めます。
弊社ではご提案の段階で南側(設置可能なら)をお勧めしています。
ただし夏に冷房でエアコンを使う場合は真逆の理論となります。室外機に日陰を作るなどの工夫と対策が必要です。
【電気温水暖房・ヒーター式】

【メリット】
壁掛けなのでクローゼットや階段下に設置できる。
内部構造が比較的単純なので部品交換などは容易にできる。
【デメリット】
加熱がヒーター式なので電気代が高額になる。
(現在はどこの電力会社からも推奨されていない)
輸入品は温水の圧力ゲージ単位がbar(バール)だったりするので普段の管理や不凍液の加圧は注意が必要です。
【ツインヒーター・石油】

ツインヒーターは特殊な暖房機器に分類されますがセントラルヒーティングの性能・スペックを有しています。現在新規で設置を希望される家は少なく、需要は多くありません。更にメンテナンスは高額で、分解整備と不凍液の交換を同時に行うと10万円を超えるのが相場で、総合的な評価はデメリットが先行します。尚、弊社ではお取替は承りますが、清掃や修理、メンテナンスは行っておりませんのでご了承ください。
【工事前の石綿(アスベスト)事前調査のお知らせ】
石綿は微量でも健康被害を及ぼす恐れがあるため、2006年(平成18年)以前の建物は、全ての解体、改修工事で請負金額や規模に関わらず事前調査が義務化されました。設備工事も例外ではなく(エアコン・温水器・給湯器等)を含む撤去・交換・新設・原状復旧工事において着工前の調査及び報告が法律で義務化されました。
※1.事前調査及び処理費が発生する場合は有料となり、見積書に明細提示致します。
※2.法規制化された2006年9月以降の着工建物は着工日を示す書類確認で免除可能。
※3.エアコン等の機器交換で穴を再利用する場合は調査不用。(新設開口、拡張は不可)
創業から42年間・3,000棟以上の施工実績!

当店では暖房機器を設置した後も、修理と細かなメンテナンスを一貫して承る地域でも数少ない「かかりつけ設備店」です。おかげさまで現在累計で3千棟以上のお宅で暖房システムをご利用いただいており、設備機器を再度ご購入いただく割合は実に8割を上回り、高い顧客ロイヤリティーを持続させていただいております。

有限会社伊藤暖房サービス
苫小牧市澄川町4丁目22-20
☎ 0144-67-2308
【営業時間】 8:00~17:00
【休日】日曜・隔週奇数土曜日・祝祭日他






